露伴資料に関しまして
軽薄先生
前略 東京の凡骨です.桜は週末にあらかた散り終えました.身辺人事,変化はありません.
資料調査の進捗状況です.国会図書館から以下の文献コピーを入手しました.のちほど全文をスキャンしてメールでお送りしますが,プロジェクトに使えそうな記述を一緒にメモしておきましょう.
- 渡辺賢治「露伴の北海道時代」国文学試論,2006.03
- 馬之助一家略系図
- 千代との関係
- 渡辺賢治「幸田露伴研究―再考・北海道時代―」国文学踏査,2008.03
- 渡辺賢治「露伴の電信修技学校時代」国文学試論
- 義務年限は卒業後3年ではなく4年であったかも知れない
- 岡保生「二瓶愛蔵著『若き日の露伴』」日本近代文学
- 二瓶愛蔵『若き日の露伴』のレビュー
- 高橋雄造「明治の人々を育てた電信修技学校と工部大学校」電気学会誌
- 各年の入学・卒業者数等のデータあり
- 参考文献の記載なし
登場人物としては,
- 成行
- 千代
- 東開和尚
- 分局長
- おきく(荒物屋の娘)
- 常吉
参考文献としてはこの他に,
- 柳田泉『幸田露伴』中央公論社,S.17.02
- 塩谷賛『幸田露伴 上』中央公論社,S.40.07
- 今善作『東開ダルマ和尚と幸田露伴』非売品,S.48.12
- 二瓶愛蔵『若き日の露伴』明善堂書店,S.53.10
- 盛美代治『幸田露伴―余市脱出考―』余市豆本の会,S.62.10
- 二瓶愛蔵『露伴・風流の人間世界』東宛社,S.63.04
- 小林勇『蝸牛庵訪問記』講談社,H.02.01
やはり北海道時代の資料や先行研究は少ないという印象です.創作として膨らませる余地は十分あるかと.
それでは,お体にはくれぐれもお気をつけ下さい.
todo list
- 上に挙げた資料のうち入手できるものは揃える
- 全集を読破とはいかなくとも一応全巻手にとって眺めてみる
- 年表作成
- 身長体重など
- プロット作成
- タイトルを決める